【村上ファンドが教えてくれる、お金の授業】子どもに教えたい、わかりやすく学びたい方へ
- そろそろ自分の子どもにお金のことを教えたいと思っている
- だけど、上手に教えられる自信がない
- お金との幸せな付き合い方があるなら、自分も知りたい
このような悩みにお答えします。
本記事の内容
本記事は、村上ファンドの創始者である村上世彰さんが書かれた本「いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)」のブックレビューです
- お金との付き合い方
- お金を稼ぐということ
- お金の借りることの怖さ
について、本書を通じて学んだことをシェアします。
村上世彰さん「いま君に伝えたいお金の話」
人とお金の話をする機会って少ないし、お金の教育を受ける機会も少ないですよね。
私自身、大人になってから、興味を持ってお金について学ぶようになりましたが、40歳を過ぎた今も日々学ぶことばかり。幸い、大きな失敗をしたり、被害を受けることなく今日まで来ましたが、もっと早くに知れば…と思うことは沢山あります。
子どもたちにはお金について必要な知識を身につけてほしい、早くから学んでほしいと思っています。
とはいっても、どこから説明して良いんだろう…迷っていた矢先に、子ども向けに書かれたこの本に出会いました。
お金との付き合い方~お金の英才教育は幼少期から、投資家としてのキャリアは10歳から始まっていた!
みなさんは、お金との付き合い方に自信を持っていますか?
本書の著者である村上世彰さんは、ライブドア事件で有名になった「村上ファンド」の創始者、投資のプロフェッショナルです。
村上さんは幼少期から、事業家のお父様によりお金の教育を受けており、10歳のときには大学卒業までのお小遣いをまとめてもらって株式投資を始め、大学卒業までに100倍に増やしたそうです。
そして、早くから、お金についてものすごく勉強をした結果、お金とのいい関係をつくってくることができたそうです。
その英才教育のエッセンスを受けることができるのが本書です。
本書を通じて、お金とは何か、お金を稼ぐ方法、お金の使い方、お金を借りることの怖さを知り、お金との幸せな付き合い方を学ぶことができます。
以下では、お金を稼ぐ方法とお金を借りることの怖さについて、感想をまとめています。
お金を稼ぐということ「できるなら好きな事を仕事にしよう」
「お金の稼ぎ方」については、
- できることなら好きな事を仕事にすること
- お金の問題を軽視してはいけないこと
の2点について、解説されていました。
仕事にできるかどうかは、それが「人のためになるかどうか」で決まる。それを踏まえたうえで、自分の好きな事をどうしたら仕事にできるか考えてみよう、ということが提案されています。
また、夢を実現するためにも、その仕事でいくら稼げて、いくら生活費に充てられるのか…といった金銭感覚を磨くことが大切であると書かれています。
私自身は学生時代から就職活動を経て働き始め、ある時期まで「お金を稼ぐこと=辛いことに耐えて我慢した代償」と捉えていました。
その後、やりたかったことを仕事にする機会に恵まれて、仕事に対する考え方は変わりましたが。
本書の、お金を稼ぐことに関する記述は、とても明るい気持ちになれるものでしたし、学生の頃に知っていたかったです。子供にも伝えようと思います。
お金を借りることの怖さ
「お金を借りることの怖さ」については、
トランポリンをたとえに、わかりやすく書かれていました。
借金は、いわば自分の力では飛べない高さまでジャンプさせてくれるトランポリンのようなもので、着地に失敗したときのダメージの大きさを理解してほしいということでした。
私自身はお金を借りるのが怖いという感覚は、これまでもあったのですが、その理由は感覚的なものでした。
本書の中で、お金を借りることの怖さを言語化してもらえて、すごくスッキリしました。
お金の授業
村上さんは現在シンガポールにお住まいだそうですが、日本に帰って来た時に各地で「お金の授業」を行っていて、この本はその授業内容をまとめているそうです。
直接授業を受ける機会は限られるので、本の形で読めたこと、とてもラッキーでした。