E→Sになる方法

「E→Sになる決意」何を生業にするのか

2022年8月9日

E→Sに変わりたい…と思っている方へ

  • E→Sに変わりたいけれど、自分に何ができるのかわからない。
  • E→Sに変わりたいけれど、今の自分には、稼げるようなスキルや経験がない。

本記事は、このような方におすすめの内容です。

この記事を書いている人

私(はなさか)は、
10年以上監査法人に勤務したのち、昨年独立開業して、現在は個人で働く公認会計士です。
E→Sになって1年目です。

本記事では、「E→Sになって何を生業にするのか」
独立する前に感じていた不安、
独立してみての実感、そして、今現在の考えをシェアします。

※ここでE→Sとは、
勤め人の状態から、独立して個人で働く状態に、働き方を切り替えることを指しています。
E=Employee(雇われて働く人)
S=Self-employed(自営業者)
くわしくはこちらの記事の冒頭で解説しています。

必ずしも会社員時代と全く同じことをする必要はない

先日、このようなツイートをしたところ、(普段静かな私のツイートとしては)多くの反応を頂きました。

「会社から独立して自分に何ができるのか?」を考えた時、
他の仕事の経験は無いし、結局今の仕事を続けるイメージしか持てないのは自然なことだと思います。

私自身、「独立しても、結局同じ内容の仕事を続けるんだったら、独立する意味あるの?」
と言われ、独立のブレーキになったこともありました。

結論からいうと、私は今現在、会社員時代と違うことを生業にしています。
会計関係ではあるので、これまでの経験や知識を使ってはいますが、
未経験の仕事を受託して、事前に猛勉強し、仕事を進めながらも沢山勉強して、こつこつ知識と経験を積み上げ、なんとかやっています。
仕事ありきで勉強しているので、漠然と勉強するのに比べて、知識の吸収も速く深いです。
未経験の仕事も、初回を何とかやり抜けば、次回からは「実務経験あり」となるので、
受託できる仕事の幅は広がって行きます。

要約すると、独立前は、
「会社員時代と全く同じ仕事しか、自分にはできない」と思っていましたが、
今の実感は、
「会社員時代と全く同じ仕事をするという選択肢もあるし、
未経験の仕事も開拓していける」です。

仕事の柱は、独立前に決めるというより、色々試しながら探して行く

独立したら何をするか、会社を辞める前に決めなければいけないイメージがありませんか?
私にはそんなイメージがあり、ある程度方向性を考えてから独立しました。
しかし、今現在、独立前に考えていたこととは、違うことを生業にしています。

たまたま、ご紹介頂いた仕事が、興味がある分野だった、というご縁です。
試しに挑戦してみたら、楽しいし、
仕事に向けて勉強に投資→仕事がはかどる→仕事で得たお金で勉強に投資→仕事がはかどる…
という好循環に入ることができました。

以前、八木仁平さんの
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
という本の中で、
大切にしていること×得意なこと×好きなこと
の3つが重なった「本当に好きなこと」を生業にすることでうまく行くと学びましたが
自分の生業になる「本当に好きなこと」って、
頭で考えるには限界があって、
実社会を走りながら見つかってくのだな、と感じています。

実際、成功している多くの会社も、設立当時は今と全然違うビジネスをしていたというケースが多いと聞きます。
これからも、「自分の仕事はこれ」と決めてしまうのではなく、
時代や環境の変化に対応しながら
世の中に求められることと、自分にできることをマッチングさせていきたいと思っています。

自分の特技や強みに気付き、生業につなげていく

前の章で、大切にしていること×得意なこと×好きなこと
の3つが重なった「本当に好きなこと」を生業にすることでうまく行くと書きましたが、

そもそも「自分には特技や強みなんて無い」
と感じてしまうことはありませんか?

私はずっと感じていました。
でも、実際は、特技や強みが無い人なんて、一人もいません。
自分では気づいていないだけで、すべての人には何らかの特技はあるし、それが強みになっているんです。
では、どうしたら、自分の特技や強みに気づけるのでしょうか?

自分の会社や業界とは関係ない人と出会う機会を増やす

組織を離れてみて、強く実感するのですが、
同じ会社、同じ部署の人は、
一定のスペックを持っている人が集まっているので、
一般的な世の中ではアドバンテージとなることが、
当たり前と認識されてしまい、
その結果、自分の得意技に気付きにくいです。

自分の会社や業界とは関係ない人と話してみることで、
当たり前だと思っていたことが、まったく当たり前ではないことに気付けると思います。

他人からのフィードバックをヒントにしてみる

自分に対する自分の評価も、あてになりません。
自分にとっては当たり前の知識、自分にとっては大したことないスキルも、
他人にとってはありがたいということが良くあります。

あなたは、どんなことで他人に感謝されることが多いですか?
他人からのフィードバックをヒントに自分の強みを探してみましょう。

「自分では気づいていなかった強みを見つけ、生業につなげていく」参考例

最後に、強みを見つけ、生業にするイメージを持つにあたって、とても参考になった小説をシェアします。

この小説の主人公は、
自分の強みは「美貌」だと思って生きてきた中年女性。
その美貌も衰えてきた今、自分にできる仕事は〇〇くらいだろう…と思って行ったパートの面接に落とされるところかストーリーが始まるのですが、
誘われたことや頼まれたことに対応していくうちに、思わぬ自分の「強み」に気付き、
幸せな仕事人生が開けていくのです。


強みを見つけて生業にしていくイメージが腹落ちできた一冊でした。
脇役で登場する女子大生が、戦略性をもってアルバイトを選択しながら、自分の仕事人生を開拓していく姿もとても勉強になりました。
(読み物としても面白かったです。)

まとめ

本記事では、
E→Sになるにあたり、何を生業にするのか、
私の例と、今のところ至った考え方についてシェアさせて頂きました。

私もまだ試行錯誤の途上におりますので、
この先、色々な変化があると思います。
また思うところがありましたら、記事に書いてみたいと思います。

本日も貴重な時間を割いて、記事をお読み下さり、ありがとうございました!

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